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2018-08-28

目標について

こんにちは!

前3回に渡ってstorytellingしました。

病気との出会い

陸上との出会い

夢との出会い

またチェックしていただけたら幸いです!

 

今回は、「目標」について書きます。

前回のblogで書いたように、

僕は今から3年前の2015年に

自分の夢を見つけ、その道を歩んでいく覚悟を決めました。

 

その時、目標を以下に設定。

①リオデジャネイロパラリンピック出場

②東京パラリンピック金メダル

夢=③人と社会をWOWさせる

 

このように目標設定した理由は、目標には3つの種類があり、そのステップアップが大切だと考えたからです。

①短期的目標(リオに行く)

②中期的目標(東京で金)

③長期的目標(夢)

 

自分の夢に近づくためには、東京パラリンピックで金メダルが必要。そのためにはまず、リオを経験したい。

 

逆算する発想で

まずは、「1年半後のリオに必ず出場する」ことにフォーカスしました。

 

リオに出場するためには、選考期限内にワールドランキング8位以内にいることが条件でしたので、過去のランキングと当時の世界の流れから推測して、おおよそ以下のようなレベルになると考えました。

 

100m

1位10”6

3位10”8

8位11”0

 

400m

1位48”0

3位48”9

8位49”9

 

当時のPB

100m 11”6

400m 50”8

 

これを踏まえて、自分の実力や残りの時間から逆算すると、100mと400mは現実的に厳しいのではないかと考えました。

 

そこで「走幅跳」に種目変更を検討。

走幅跳の予想ランキング

1位7m30

3位7m10

8位6m80

 

この時、走幅跳はほぼ未経験。

(冷静に考えるとまあまあレベル高い)

 

・走幅跳ってアートみたいでかっこいい

・元々バネが強く、三段跳がなぜかできる

・新しいチャレンジへのワクワク感

 

ここまで具体的に目標を決めていたのに、一番大事なところを勢いで選択しました(笑)

 

でも、この選択がよかった。

 

なぜなら、

・ラッキーなことに適性があった

・0スタートなおかげで、成功体験の連続、自己ベストの連続で心がウキウキワクワク。常にハッピーな状態であった

 

最初は6mも跳ぶことができませんでしたが、
短期的目標の達成に向けて、しっかりトレーニング計画をしてチャレンジした結果、期限内にターゲットの8位以内の記録である6m84を跳ぶことができ、世界ランキング7位でリオの切符を掴むことができました。

 

そして、迎えたリオですが、結果は全然ダメでした。

 

その場に行けば、もちろん勝負したいと思っていたものの、やっぱり出場することが目標になっている時点で、勝負なんかできませんでした。

 

今回のまとめです。

僕は、「人生は自分が主人公の物語を歩んでいて、目標はその人生の物語をおもしろくするツール」だと思っています。

 

人生において目標は作ってもいいし、作らなくてもいい。

でも作った方が絶対おもろい。

 

そして、作るなら、やっぱり高い方がいい

そっちの方がもっともっとおもろい。

 

リオを経験してそう思いました。

あの予選敗退した日は、たかが1年半の努力だったかもしれません。

でも、自分の23年間の人生を表した瞬間でした。

 

人生で一番悔しかった。

 

あの日、4年後、東京パラリンピックでは金メダルしかいらないと決意しました。

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