思い込み
今回は「思い込み」をキーワードに書きます。
何かをするとき、これが正しい!と思い込むことはとても大切だと思います。それは道しるべにも、パワーにもなります。
ただ、思い込みにはリスクもあると思っていて。
例えば、
「〇〇選手の〇〇トレーニング」
「〇〇さんの〇〇ダイエット」
といった参考にしたい情報は数多く存在します。
まず、それを試してみることは大切で、結果ハマる人はいると思います。
ただ、成功事例として聞くこの情報は自分にとっても正しいんだと思い込みやすい点にリスクが潜んでいると考えます。
きっと、ある情報に対して「why」を考えることなく、ポジティブに、自分のいいように解釈して、そのまま鵜呑みにしてしまう人は多いのではないでしょうか?
その情報の真意を考え、自分に落とし込んでから受け入れることでパフォーマンスに繋がる可能性は高いです。
しかし、仕入れた情報を無思考のまま実践すると思考停止になりやすいと思います。
結果もどっちに転ぶかわかりません。たまたまハマるかもしれないし、ハマらないかもしれない。どちらにしてもその本質はわからないままになりやすいと思います。
次は、僕の思い込みで失敗してたな〜って思う実例です。
今シーズン、大きな食事改善をして、主観的にも客観的にも身体に大きなプラスの変化がありました。
これまで、アスリートはいっぱい食え!食えば強くなる!(特にたんぱく質はいいぞ!的な)
と、まあ一般的によく聞く言葉を疑うことなく、無思考のままそうだと思い込んでいました。
「トレーニングしてるから、好きなもんを好きなだけ食べても大丈夫やろ!」って
昨シーズン、思うような結果が出せず悔しくてもっともっと自分が強くなるためには?と考えたときに初めて食事や栄養に興味を持つようになりました。
すると、食のおもしろさにどんどんハマっていき、知識が増すと、今までアスリートという身体を資本に仕事をしている自分が、食の質を全く疑ってこなかったことに恐怖すら覚えました。
実は数年前から寝起きの体調がものすごく悪く、逆流性食道炎、慢性胃炎、慢性胆嚢炎の診断をされていました。
それでも、消化器系が人より弱いにも関わらず、「強くなるためにはいっぱい食べなあかん!やから大丈夫!」とポジティブに思い込んで、好きなものを好きなだけ食べていたのです。
調べていく中で、もしかしたら今までの食事は自分に合っていないのかも?と疑うようになり、きっかけ作りに遅延型アレルギーの検査を受けに行きました。
そうすると、
・乳製品
・卵
・ナッツ
・オレンジ
・小麦
・とうもろこし
・パン用イースト、醸造用イースト
上記のアレルギー反応があることがわかりました。
・乳製品、卵、ナッツ、オレンジ
昔から何かしら身体にいいと聞いて信じて大量摂取
・小麦
めん類、特にうどんは大好きで学生時代は主食レベル
・とうもろこし
朝かなりの頻度でコーンフレーク
・パン用イースト
たしかにパン食べた後、お腹パンパン
・醸造用イースト
スーパー下戸の中でもビール、ワイン等は1口でアウト
つまり、これまで口にしてきたものは、実は間違った思い込みだったのです。
その後、「消化」を意識して以下の改善をしました。
・アレルギーの食べ物は控える
・添加物をやめる
・食材にこだわる(なるべくオーガニックに)
・食事のタイミングと内容の見直し
・噛む回数を増やす
その結果、だんだん朝の体調不良がなくなり、身体もキレてきてパフォーマンスも高く安定してきました。
食事を徹底するには、それなりのストレスもあります。ただ自分にとって、アスリートの立場からしても思い直してよかったと感じています。
無思考を脱却することで納得感のある改善ができました。
まとめ
僕は「思い込み」についてこう考えます。
・自問自答して納得できる思い込みはハマる可能性が高い
・自分と向き合っていない無思考の思い込みは博打である
・強い思い込みor無思考の思い込みは思考停止になりやすい
よかったら参考にしてみてください!