目標について
こんにちは!
前3回に渡ってstorytellingしました。
またチェックしていただけたら幸いです!
今回は、「目標」について書きます。
前回のblogで書いたように、
僕は今から3年前の2015年に
自分の夢を見つけ、その道を歩んでいく覚悟を決めました。
その時、目標を以下に設定。
①リオデジャネイロパラリンピック出場
②東京パラリンピック金メダル
夢=③人と社会をWOWさせる
このように目標設定した理由は、目標には3つの種類があり、そのステップアップが大切だと考えたからです。
①短期的目標(リオに行く)
②中期的目標(東京で金)
③長期的目標(夢)
自分の夢に近づくためには、東京パラリンピックで金メダルが必要。そのためにはまず、リオを経験したい。
逆算する発想で
まずは、「1年半後のリオに必ず出場する」ことにフォーカスしました。
リオに出場するためには、選考期限内にワールドランキング8位以内にいることが条件でしたので、過去のランキングと当時の世界の流れから推測して、おおよそ以下のようなレベルになると考えました。
100m
1位10”6
3位10”8
8位11”0
400m
1位48”0
3位48”9
8位49”9
当時のPB
100m 11”6
400m 50”8
これを踏まえて、自分の実力や残りの時間から逆算すると、100mと400mは現実的に厳しいのではないかと考えました。
そこで「走幅跳」に種目変更を検討。
走幅跳の予想ランキング
1位7m30
3位7m10
8位6m80
この時、走幅跳はほぼ未経験。
(冷静に考えるとまあまあレベル高い)
・走幅跳ってアートみたいでかっこいい
・元々バネが強く、三段跳がなぜかできる
・新しいチャレンジへのワクワク感
ここまで具体的に目標を決めていたのに、一番大事なところを勢いで選択しました(笑)
でも、この選択がよかった。
なぜなら、
・ラッキーなことに適性があった
・0スタートなおかげで、成功体験の連続、自己ベストの連続で心がウキウキワクワク。常にハッピーな状態であった
最初は6mも跳ぶことができませんでしたが、
短期的目標の達成に向けて、しっかりトレーニング計画をしてチャレンジした結果、期限内にターゲットの8位以内の記録である6m84を跳ぶことができ、世界ランキング7位でリオの切符を掴むことができました。
そして、迎えたリオですが、結果は全然ダメでした。
その場に行けば、もちろん勝負したいと思っていたものの、やっぱり出場することが目標になっている時点で、勝負なんかできませんでした。
今回のまとめです。
僕は、「人生は自分が主人公の物語を歩んでいて、目標はその人生の物語をおもしろくするツール」だと思っています。
人生において目標は作ってもいいし、作らなくてもいい。
でも作った方が絶対おもろい。
そして、作るなら、やっぱり高い方がいい
そっちの方がもっともっとおもろい。
リオを経験してそう思いました。
あの予選敗退した日は、たかが1年半の努力だったかもしれません。
でも、自分の23年間の人生を表した瞬間でした。
人生で一番悔しかった。
あの日、4年後、東京パラリンピックでは金メダルしかいらないと決意しました。