ノウフクって知っていますか?
突然ですが、みなさん「ノウフク」って知っていますか?今回は新たに僕が興味あることのご紹介です。
ノウフクは日本農福連携協会のことで、ノウフクは「農業」と「福祉」の連携を推進するプラットホームを目指しています。(http://noufuku.jp/)
わかりやすく説明すると、農業と福祉が連携することで、労働市場で社会的不利な立場にある人が農業などの生産活動を通じて、労働機会の拡大や心身の機能回復を目標にすることです。
ノウフクは農業と福祉の社会的課題の解決策(労働の可能性の拡大や地域コミュニティの活性化などなど)として双方にメリットのある素晴らしい取り組みだと僕は思っています。
僕がノウフクを知ったきっかけは、アスリートの身体作りの基本は「食」にあると考える上で幅広い意味で「食」について興味があったこと。またパラリンピアンとして「障害」という観点から社会的課題を考えることが好きで、この2つを掛け合わせて何か自分の可能性や価値を広げることはできないかと考えていました。そんな時にノウフクの存在を知り、これはおもしろい!とアプローチさせていただいた次第です。
先日、理事会にも参加させていただき、今後できる形でご一緒させていただくことになりました。おもしろいコラボレーション。双方にとって新たな可能性を広げていきたいと考えています!
さてさて、実際に現場を見に行きたいと思い、埼玉県熊谷市にある埼玉福興株式会社(http://saitamafukko.com)様にお伺いさせていただきましたので、以下、そこでの気づきを。
まず社長の想いは様々な理由から社会的不利な立場になった人への単なる環境整備や労働支援では決してないということでした。従業員一人一人の能力の違いを理解してその人が最大限にできることにフォーカスし、とことん事業性や収益にこだわる姿勢。地域を巻き込み、新たな価値や可能性を創出する多様なアイデア。そして従業員に対する本気のリスペクトと愛。社長のソーシャルファームへの追求に対する情熱と信念に心震わされました。
従業員一人一人の能力と本気で向き合い、一人一人に本気で見合った適材適所の形を模索すること。そして自分のフィールドで輝くこと。そこで感じられる責任感、やりがい。これこそが社会的自立への一歩へ繋がっていくのだと思いました。
もっといろんな現場を見て、感じて、勉強して、発信したい。そう思えるステキな時間となりました!ありがとうございました。